昨日は少し遠めの元職場に行った・・・

だから 定期じゃなくて スイカで 通った・・・

 

 そして今朝 いつもの駅前で・・・

  あれ、定期がないなあ・・・・

  昨日、どこか カバンか ポケットに 入れたのかな・・・

  まあいいや 家に帰って 探そう・・・

 などと思いつつ雑事をこなし

 家に着くと そんなこともすっかり忘れて

 じゅうたんに 横たわっている・・・

 疲れた・・・

 

  と、家の電話のベルが鳴る。

  そういえば家の電話なんて、夫が職場からかけてくるか、

  実家の父とか 親戚の訃報とか

  そんなもんだな・・・

  と思いつつ電話をとる

  と、

   「こちら ●●線 ●●駅ですが・・・・」

    ・・・駅員だった!!

  

  もしもし、夜分遅く申し訳ありません、

  と 鈴虫の美声で わたしひとりのお菓子の部屋に電話をかけてきた 

  駅員・・・ ほんものの駅員だ・・・

  虹の翼で空を飛んでゆく わたしの思い

  どうもわたしは定期をお忘れになったらしい・・・・

  ああ、落としたなんて思いもしなかった

  「お客様 いつごろ 取りに 来られますか?」

  なんて。

  ああ、駅員、若い駅員、あなたはやさしい、

  けっして 事務的 というわけではなく 

  夜分に女性のもとへ電話をしているという つつましさに

  満ち溢れた素晴らしい態度の 駅員・・・。

    お客様、

     しおりのかわりに羽をあげます

      もう落としちゃダメですよ。

       いいですか。

    この定期を わたくしだ と 思って・・・・

       その みにくいおへそに くっつけておきなさい。

      そして 魔法をかけてあげましょう。

        あなたのようなバカ者が 定期を落とさない おまじない を・・・

  ・・・わたしは

  駅員、駅員と言い続けて 10年が経過するが

  駅員から電話をもらったのは

  はじめてで・・・・

  夫との食事中も 駅員から電話が来た 若くて素晴らしい駅員だったと 

  そんな話ばっかりしながら

  夫の焼いた いわしを食べた